卑南遺跡-遺跡公園第二期発展計画:
卑南遺跡の主要分布エリアの面積は38ヘクタールで、第二期分布エリア面積は70ヘクタールと広大になっています。これは台湾最大規模の先史遺跡であるのみならず、台湾考古学史上、最も完全な集落形態とデータをもつ遺跡であります。このような条件により、「野外博物館」或いは「遺跡公園」を設置することが、最も理想的な処置法とされています。「広域保存」の精神から、卑南遺跡公園の計画は、中心エリア、緩衝エリア、環境構成エリアの3つのエリアに区分けすることができます。
中心エリアは先史集落に位置し、できるだけ自然の状態を維持しており、高木も伐採していません。緩衝エリアは中心エリア以外の第二期分布エリアの遺跡に相当し、遺跡を元の風貌に復元し、植林も先史の環境のイメージで計画されています。環境構成エリアは核心エリア、緩衝エリア以外の遺跡全範囲を指し、先史集落に水源、猟をする渓流、山林などの土地資源を提供していました。
歴史的な要素との関連で、卑南遺跡公園の計画整備は、理想的な順序で一つ一つ進行できるものではありません。現段階(第一期計画)で既に押さえられ、計画整備が完成され、民衆のために開放されている部分は、遺跡としては二次的な分布エリアとされています。既に観光客サービスセンター及び展示スペースなどの重要サービス施設は完成されているものの、遺跡の主要分布エリアの調査、発掘、指定、土地取得など最も基礎的な作業はまだ完備されておりません。第二期計画の主な作業は、基礎作業の不足を補い、遺跡の発掘と現地保存に重点が置かれています。台東地区は風も雨も多く、屋外の環境において遺跡の出土現場を完備させ、維持することは容易ではないため、現地での展示館の設置が、より適した設計方法とされています。
長年にわたる卑南遺跡の考古救済作業において累積されたデータや経験に基づくと、現地の保存館として最も適した場所は、都市計画保護区の南区の三分の一にあたるエリアで、「遺跡精華エリア」と呼ばれる南半分のエリアです。卑南遺跡の現地保存館は、情報を主導とした展示計画の理念で執行するため、発掘作業中の展示が最も活き活きと展示される方式で、豊富な体験学習と実演ができるよう設計されており、観光客の興味や教育効果を高めることができます。
卑南遺跡の主要包括範囲は53ヘクタールで、既に押さえられた卑南文化公園の18ヘクタールの用地を差し引いても、まだ35ヘクタールが残ります。可視できる地下の遺物分布の密度、学術研究及び展示教育の重要性から、期間及びエリアを分けて押さえる方式を取っています。遺跡精華エリアは卑南文化公園と台湾鉄道の台東駅の間に位置し、面積は約11.8729ヘクタールで、学術的な発掘研究や現地保存展示に最も適した場所となっています。この土地が、卑南文化公園第二期計画の範圍として挙げられています。
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